前の記事は、実務者研修について その7でした。
こんにちは。介護歴6年目のちょこです。
介護経験0から今の職場である看多機に転職して現在7年目、介護歴6年目です。
平成29年に転職し令和2年に介護福祉士国家資格を取得しました。
介護福祉士の受験資格は、実務経験が3年と実務者研修修了が必須となっています。
それでは、実務者研修その7の続きです。
第5巻 医療的ケア
第1章 医療的ケア実施の基礎
第1節 医療的ケア
喀痰吸引等制度(社会福祉士及び介護福祉士法の改正)
医師の指示のもと介護福祉士も口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろうまたは腸ろうによる
経管栄養、経鼻経管栄養です。
この喀痰吸引と経管栄養についてですが、実務者研修では、人形をつかって
演習を行います。
・口腔内の喀痰吸引:5回以上
・鼻腔内の喀痰吸引:5回以上
・気管カニューレ内部の喀痰吸引:5回以上
・胃ろう又は腸ろうによる経管栄養:5回以上
・経鼻経管栄養:5回以上
・救急蘇生法:1回以上
これを行います。
間違いなく手順通りに行って実務者研修での医療的ケア合格となります。
しかし、現場ですぐに使えるわけではありません。
喀痰吸引と経管栄養の研修について少し詳しく書いていきます。
実際に喀痰吸引と経管栄養の資格を取るには講義と演習の研修が必要です。
まずは、座学を50時間受ける必要があります。
基本研修 講義
・人間と社会 1.5時間
・保健医療制度とチーム医療 2時間
・安全な療養生活 4時間
・清潔保持と感染予防 2.5時間
・健康状態の把握 3時間
・高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論 11時間
・高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論実施手順解説 8時間
・高齢者及び障害児・者の経管栄養概論 10時間
・高齢者及び障害児・者の経管栄養実施手順開設 8時間
・筆記試験 1時間
合計 50
基本研修 演習
演習項目 演習実施回数
喀痰吸引・口腔内 5回以上
喀痰吸引・鼻腔内 5回以上
喀痰吸引・気管カニューレ内部 5回以上
経管栄養・胃ろう又は腸ろう 5回以上
経管栄養・経鼻経管栄養 5回以上
救急蘇生法 1回以上
これらを基本研修と言います。
この基本研修を終えて実地研修となります。
喀痰吸引・口腔内 10回以上
喀痰吸引・鼻腔内 20回以上
喀痰吸引・気管カニューレ内部 20回以上
経管栄養・胃ろう又は腸ろう 20回以上
経管栄養・経鼻 20回以上
この回数を間違いなく出来て合格となります。
実際に喀痰吸引と経管栄養の資格を取るときに、実務者研修で医療的ケアを
行っている人は、基本研修が免除されます。
・平成27以降に介護福祉士養成校卒業者
・実務者研修修了者
・平成28年度以降、介護福祉士の試験に合格した者
これらの人は、実務者研修で医療的ケアの基本研修を終えているため
免除となります。
第2章 喀痰吸引(基礎的知識・実施手順)
第3章 経管栄養(基礎的知識・実施手順)
各章とも高齢者および障害児・者の喀痰吸引と経管栄養の概論と手順解説を座学で勉強し
演習を行っていきます。
私は、医療的ケアのテキストにDVDがついていたのでそれを何回も見て
自宅でシミュレーションしました。
ただ手技を覚えるだけではなく、まず居室への入室から演習では、やっていきます。
人形を人と見立てて
これから〇〇を始めますねと話しかけながら演習を行いました。
体調確認、ベットの角度と姿勢、器具や指示書の確認など
様々なことを演習で学びました。
人形だと痛いなどと訴えがないのでクリアすることが出来ましたが
本当に資格を取得するときは、実際の入院患者さんや施設入居者に行うので
かなり神経を張り詰めて行うのではないでしょうか。
取得していると現場では、とても有効な資格ですのでチャレンジしてみても
いいのではないでしょうか。
さてこの実務者研修その8で実務者研修の内容については終わりとなります。
実務者研修の修了試験についてお伝えします。
実務者研修の修了試験と言うのは、実施義務はないそうです。
どこで受講したかでそれぞれで修了試験を行うところや行わないところが
あるようです。
大体、修了試験はやるようですね。
実務者研修修了試験の難易度ですが。
難しくありません。
しっかりと普段の研修を受けていたら合格となります。
1回で合格にならなくて補講を受けていた人も私が受けた研修先ではいましたが
補講で補ってもらえるのは、ラッキーと考えるといいですね。
試験の合否のあとに補講を行っていました。
修了については、実務者研修終了証が発行されます。
この実務者研修終了証は、介護福祉士国家試験を受験するのに
必要な書類の1つですので大切に保管してください。
次は、介護福祉士国家試験について書いていきたいと思います。
私がどんな勉強をどんなふうに行ったかシェアしたいと思います。
夜勤ありの介護職として働きながら介護福祉士を受験しました。
受験勉強では、いろいろな苦労もありました。
このように試験対策を行うとうまくできるのではと言うところを
書いていきますね。